おたのしみ

 

いま仕事を終えて、時間もいつもより遅い。高速道路の下道は混んでおらず、すんなりおうちについた。車はまばらだった。遅くまで働いた時給とも言える、おでんを携えて帰宅。こんにゃく卵厚揚げ、大根は売り切れ。今日は冷凍ごはんとおでんを食した。食後に好きな紅茶とお酒のお菓子をつまんでゆっくり過ごす。コアントローのお酒の匂いが鼻に抜ける、ステキな時間。ワインのボンボンも美味しい。全部美味しい。

 

昨日は、昨日は、ついについに、照れ屋の彼氏に踏み出して抱きついてやった。頭をフルに回転させて道筋なるストーリを作った。頑張った自分。こんなにドキドキしたハグは久しぶりだ。くふふ、恥ずかしい。

とりあえずバレンタインチョコを渡して、あなたの気持ちを言葉にして、とあたしは言った。照れ屋に頑張って言わせるとどうにもこうにも硬く言わせた感が出てしまった。好きだよって。ハグしたいなぁって言っても、なにも動かず仏像のような彼。もーう、もーう。

結局あたしから抱きついたのだ。

顔は真っ赤で、バクバクしてた心臓。中学生かよ、って言ったら、中学生で止まってるもんって。ふっざけんなよ。

 

どーにかこーにか軽いキスまでこぎつきて、さよならした。うーん、思い出して嬉しいけど、うーん、もちょっと能動的にならないだろうかなあ、今から教育だなぁ、、。